大山漢方堂薬局
所蔵
「薬鑵五徳薬壷」
古銅製/三口













































古銅製 時代感溢れる薬缶付銅壺五徳


「やかん(薬鑵・薬缶)」
やかんは、古く(鎌倉時代頃)は、漢方薬を煮出すのに利用されていた。
との記録があり、そのため薬鑵(やくかん)と呼ばれていた。
やくかん(薬鑵・薬缶)は、主に土瓶形で湯沸かしに用いられる。
最近では英語にならって「ケトル(Tea kettle から)」と呼ばれることもある。
鉄瓶のように鋳鉄でできた重い湯沸し用の道具もある。


「薬鑵五徳薬壷」
昔は、火鉢や囲炉裏など炉の中で、五徳に、土瓶や土鍋などを乗せ、生薬を煎じていた。
円形の輪に3本または4本の足が付いた鉄や真鍮、銅製の架台である。
鉄瓶や薬缶を使用するときに欠かせない。
現在のガスレンジや電気コンロに使われる架台も五徳と言う。
金属不足の戦時中は陶器製のものも多く見られた。

五徳(ごとく)=「五常の徳」を意味する。
すなわち、「仁」「義」「礼」「知」「信」の五つの徳をいう。

解説
昔から囲炉裏において鍋や釜で煮炊きをするときは、自在鈎を用いるか又は五徳を用いる。
五徳は初めは3足で、輪を上にして用いた。
これは古くは竈子(くどこ)と呼ばれたもので、古代の鼎に由来するものである。
五徳が発生したのは安土桃山時代と思われる。
すなわち、茶道の始まりと共に室内で用いる小型の炉「茶炉」又は「風炉」があらわれ、
この時竈子を今までとは逆にし、爪を上にして使われるようになった。
これにより「くどこ」を逆にして「ごとく」と呼び、五徳の字を充てたものである。
形もいろいろなものがあり、千利休時代の與次郎作で爪が、まむし頭、長爪、牛爪、方爪などが造られたという。


  

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「薬鑵五徳薬壷」
古銅製/三口





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